内装の設計・施工は?

クリニックの設計・施工を豊富に経験しているかどうか。患者・スタッフの導線は・・・。

クリニックの設計・施工を豊富に経験しているかどうか。
これは、けっこう重要です。 たとえば待合室の広さや取り方、受付カウンターの高さ、カウンター内のスタッフの作業環境、患者さんやスタッフの導線、全体的なプライバシーの問題、クリニック内の色の使い方、患者さんの入り安さ、待合の環境など、第一に患者さんのためにたった設計がなされているか、また、スタッフにとって作業しやすい設計になっているかを確認する必要があります。
また、設計・施工業者は図面を見ればすぐ分かると思いますが、図面など見慣れていない人は、「ここが何センチでここが何センチ・・・」と図面でいわれてもぴんと来ません。図面では収まっているのでいいと思っていざ現場を見ると、「こんなに狭いの!?」とか「けっこう広すぎない!?」ということになります。 そこで、図面が出来上がって工事に入る時、必ず「ここに壁が来て、ここがトイレ、ここがカウンター・・・」と、いわわゆる”墨だし”といわれる作業がありますので、その時は先生自ら立ち会って、図面だけではなく、現場でそれぞれの広さや位置を確認することをお勧めします。
また、ビル診の場合引き渡される状況として「事務所仕様」と「スケルトン」とあります。
事務所仕様の場合、床・壁・天井・照明・空調と仕上がっている状態での引き渡しですので、内装工事費用は安く済みます。
「スケルトン」の場合は、コンクリート打ちっぱなしの状態での引渡しですので、全部借りる側でやらなければなりません。 よって事務所仕様に比べるとその分高くなります。

 

引渡しの状態は物件によって違いますし、オーナーさんの考えによっても違ってきます。
そこて少しでも内装工事費を削減するためには、オーナーさんとある程度交渉が必要になってきます。
また、どのような材料を使うが、工事の進め方によって坪単価が抑えられます。 少しでもいいものを安くするためにはどうしたらいいかを考えます。